県の魚 “アユ”
 岐 阜 県 河 川 環 境 研 究 所
本  所

下呂支所
  Gifu Prefectural Research Institute for
    Freshwater Fish and Aquatic Environments

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 岐阜県は、昔から「飛山濃水」といわれるように飛騨地方には、三千メートルを越える美しい山々が連なる一方、美濃地方には豊かな水環境に恵まれた木曽三川など変化に富んだ自然環境があり、そこに生きている動植物から、私たちは様々な恩恵を受けています。豊かな水環境は、特に全国的にも珍しいウシモツゴ、ネコギギ、アジメドジョウなどの希少な淡水魚や県の魚でもある「アユ」をはじめとしたアマゴ、カジカ、サツキマスなどの多くの水産資源をもたらしています。

 当研究所では、貴重な財産である豊かな水域環境や水産資源を次世代に引き継ぐために、「人と魚が共存する豊かな水域環境の創出と水産業の振興」を基本目標として掲げ、水域環境保全に関する調査研究と水産業(河川漁業、養殖業)の振興に関する調査研究に取り組んでいます。水域環境保全に関する調査研究としては、希少水生生物の保護・繁殖、外来魚の駆除技術の開発、水生生物の生息に適した環境の創出などがあります。また、水産業の振興に関する研究としては、アユやマス類を中心とした資源の増殖手法の開発、バイテク技術等を活用した有用品種の作出、岐阜県独自のブランド化を目指した新魚種の養殖技術の開発、魚病対策などがあります。当研究所は、平野地から山間地まで変化に富んだ水域環境に対応するため、美濃地方の各務原市にある本所の他に飛騨地方の下呂市に支所を配しています。本所ではウシモツゴなどの温水性の希少魚やアユを、支所では冷水性のアマゴ、カジカなどを対象にした調査研究を行っています。

 調査研究から得られた成果は、水域環境の保全活動への貢献、県民皆様との協働による希少魚の保全活動、環境教育活動、水産関係の方々への技術提供、養魚指導、魚病診断などを通して、市民活動や水産業の支援に役立てています。また、“皆さんの身近な研究所、開かれた研究所”を目指し、施設見学、ホームページの開設、研究成果発表会、研究所一日開放などに取り組んでいます。

 県民の皆さんからの水域環境や水産業の技術的な質問、忌憚のないご意見、ご指導は、当研究所の業務の大きな力になりますので、よろしくお願いいたします。



平成21年5月                                 

                            岐阜県河川環境研究所長 佐伯 秀紀






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